【感情ゼロ】大損を避ける安全装置!FXの『損切り』を火災報知器に例えて解説

【感情ゼロ】大損を避ける安全装置!FXの『損切り』を火災報知器に例えて解説 FX・為替
【感情ゼロ】大損を避ける安全装置!FXの『損切り』を火災報知器に例えて解説

前回の記事で、少ない資金で大きな取引ができる**「レバレッジ」**の魅力を知った一方で、その**リスク**についても理解したはずです。

FXで利益を出すためには、「いつ買うか(エントリー)」よりも、「いつ売るか(決済)」、特に「いつ損失を確定させるか(損切り)」が最も重要だと言われます。

しかし、多くのFX初心者がここでつまずきます。「もう少しで戻るかも…」という期待や、「損したくない」という強い感情に流され、損切りができず、結果的に**ロスカットで大損してしまう**パターンが非常に多いのです。

この記事では、なぜ人間は損切りができないのかという**心理の壁**を解説し、感情に左右されずに大損を避ける**「火災報知器」**のような仕組み、つまり**自動で損切りを実行するルール**の作り方をお伝えします。

損切りを完璧にマスターして、あなたの証拠金を守りながら安全にFXを続けましょう。


この記事では、なぜ人間は損切りができないのかという**心理の壁**を解説し、感情に左右されずに大損を避ける**「火災報知器」**のような仕組み、つまり**自動で損切りを実行するルール**の作り方をお伝えします。

損切りを完璧にマスターして、あなたの証拠金を守りながら安全にFXを続けましょう。


損切りできないのはあなたのせいじゃない!人間が持つ2つの心理の壁

損切りができないのは、あなたが意志が弱いからではありません。人間の誰もが持っている、ある心理的な傾向が邪魔をしているからです。

壁1:損したくない!という強い感情

人は、利益を得る喜びよりも、同額の**損失を被る苦痛の方が2倍以上大きい**と感じるようにできています。これが**「損失回避性」**という心理です。

目の前に小さな損失を確定させるチャンス(損切りライン)が来ると、「損したくない!」という苦痛を避けるため、「もう少し待てば値が戻るかもしれない」という非合理的な期待をしてしまいます。この一瞬の判断の遅れが、損失をどんどん拡大させる原因となります。

壁2:元に戻るまで待ちたい!という執着

取引を始めた価格を**「基準点」**として、損をしている状態をなかなか受け入れられない心理が働きます。これが**「参照依存性」**です。

たとえ損失が拡大していても、「エントリーした価格(基準点)に戻るまで売れない!」と、含み損のポジションを持ち続けてしまいます。この執着心が、さらに損失を大きくし、他の利益になる取引の機会を逃してしまう(機会損失)原因となります。

この二つの壁を乗り越えるには、感情で判断するのをやめ、**機械的なルールと仕組み**に頼るしかありません。


大損を防ぐ「火災報知器」の仕組み:ロスカットと損切りの違い

FXの世界には、あなたの資金を守るための**安全装置**が二つあります。それは「ロスカット」と「損切り」です。

自動決済の「最終防衛線」がロスカット

ロスカットは、あなたが預けた証拠金以上の損失、つまり**借金が発生するのを防ぐ**ために、FX会社が強制的に取引を終了させる「最終防衛線」です。これは、火事が起きたときに消防士が強制的にドアを破って入ってくるようなイメージです。

ロスカットは、大損を避けるための仕組みですが、資産の大半を失った後に発動するため、トレーダーにとっては**「失敗の通知」**を意味します。

自分で決める「火災報知器」が損切り

それに対し、損切りは、**自分で事前に決めた損失の範囲内**で、まだ損失が小さい段階で自主的に取引を終了させることです。これは、火災報知器が鳴ったときに、自分で小さな火を消火器で消し止めるようなものです。

ロスカットは「大きな損失の確定」ですが、損切りは「小さな損失の確定」であり、**次の取引のチャンスを温存する**ための重要な自己管理なのです。

感情をゼロにする!損切りルールの決め方4ステップ

損切りを成功させるには、「自分でルールを作り、必ず守りながら取引をする」ことが大切です。プロのトレーダーでも相場を正確に予測することはできないからです。自分で作ったルールを機械的に守りましょう。

ステップ1:【最重要】許容できる「最大損失額」を決める

まず、今回の取引で**「いくらまでの損失を許容するか」**という金額を、円単位で決めておきましょう。これが**許容損失額**です。

取引を始める前に、最悪の負けシナリオで失っても生活に影響がない金額を設定しておくことで、意図しない大損を防ぐことができます。

ステップ2:根拠のある「場所」で損切りラインを決める

損切りラインは、感情や気分で「なんとなく−5000円」と決めるのではなく、「なぜその価格で決済するのか」という**論理的な根拠**を持って決めます。

例えば、「過去に何度も相場が跳ね返された、強い壁(サポートライン)を完全に突き破ったら損切りする」といった、テクニカル分析に基づいて決めるのが最も合理的です。これにより、単なる一時的な相場のノイズで損切りされるのを防げます。

ステップ3:危険な「ナンピン」は絶対にしない

含み損を抱えたときに、さらにポジションを追加して平均取得単価を下げる**「ナンピン(難平)」**という手法があります。ナンピンが成功すれば損失の回復が狙えますが、相場がさらに逆行した場合、失敗時の損失は**非常に大きく拡大**してしまいます。

ナンピンは、損失回避の心理から生まれる**ハイリスクな賭け**です。初心者は絶対に手を出さず、最初のポジションを損切りする規律を身につけましょう。

ステップ4:自動で損失を確定させる「注文方法」をセットする

これが最も重要です。せっかくルールを決めても、いざ損切りラインに達したとき、感情が邪魔をして手動で決済できないのが人間です。

この心理的な弱点を克服するために、**「自動的に損失を確定させる仕組み」**を整えておきましょう。

  • **ストップ注文(逆指値注文):**「この価格になったら自動で売る」という損切り専用の注文方法です。
  • **OCO注文:**「利益確定の注文」と「損切りの注文」を同時にセットし、どちらかが約定したらもう片方が自動的にキャンセルされる注文方法です。

これらの自動注文をセットしておけば、仕事中や寝ている間に価格が急変動しても、**決めたルール通りに自動で**損切りが実行されます。感情に左右されることなく、常に冷静なトレードとリスク管理が実現します。


▶︎ 次のステップへ:寝ている間に家賃収入のように稼ぐ仕組みを知る

損切りを身につけたあなたは、FXで資金を大きく減らすリスクを回避できるようになりました。次は、FXの**「攻め」**の部分、特にサラリーマンのあなたに最適な**「時間をかけずに稼ぐ方法」**について知識を深めていきましょう。

実はFXには、株の配当金のように、ポジションを持っているだけで毎日利息がもらえる**「スワップポイント」**という仕組みがあります。

次の記事では、このスワップポイントを**「日割り家賃収入」**に例え、寝ている間にもお金が生まれる仕組みを、リスクと合わせてわかりやすく解説します。


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